早いものでもう9月です。

 この前、珍しい「竹内武蔵」と短冊銘の入ったカタツムリの目貫を手に入れました。ネットで検索してみると「平安人物志」(幕末の美術年鑑)の文政13年〜慶応3年に記載されていました。またの名を竹 千尋、号は竹斎といい竹を愛した人らしいです。この目貫はもともと大堀一秀銘の脇差しに付けられていたのでこの「かずひで」の事を調べたら南海太郎朝尊の弟子で竹内武蔵と同人と分かり誠に驚かされました。とすると、一秀は脇差しも自分で打ち、お拵えも自分の金具で制作したことになります。そこである先生を訪ね聞いたところ多分「稚児差し」でしょうとのことでした。竹斎(一秀)は大月秀興の門人でもあるので色々考え、この人物は金工師なのか、刀匠なのか・・・?疑問が沸き上がり調べたところ脇差しの出来は今ひとつなので、彫金が本業だったようです。最上作の金工師ではありませんが、カタツムリの出来も良く丁寧に制作されているので大切にしていきたいと思います。

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担当:柴田和光

親子三代、信用第一に美術刀剣の商いをして参りました。日本刀は日本にしかない芸術品であり、文化であります。
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柴田 和光

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