固定スペース

令和2年1月7日 明けましておめでとうございます。

 明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いします。1月6日が仕事始めで

色々とお電話をいただき忙しい一日でした。今年はまず

身体を大事にし、歩くことを心がけていこうと思ってます。

健康な身体があるからこそ、仕事に専念することが出来る

と思っております。昨日来店されたお客様は余命いくばく

もないと担当医に言われてから6年も生きているとおっし

ゃっておりました。薬の副作用があり、白内障になり手術

をしたり、耳が聞こえなくなり補聴器を使うようになった

と明るく話すので、精神力の強いお方だなあと敬服しまし

た。身体が健康であるという事を当たり前だと思わず感謝

する心を忘れないようにしたいと思います。皆さんもお身

体を大事になさり、毎日をお過ごしください。

令和元年12月30日 1年間ありがとうございました。

 今年もあと1日となりました。

一年の間応援していただきありがとうございました。

今年も無事やって来れたのも皆様のお陰です。

大きな事故もなく、たくさんの方と商いが出来、

大変良い一年でした。来年も自分のペースを崩さず

皆様に喜んでいただける御刀、刀装具類をご紹介してい

きますのでよろしくお願いいたします。喜んでもらえる

「橋渡し」が出来れば嬉しいです。

 皆様のご多幸を心よりお祈りしております。

 来年は1月6日(月曜日)から営業致します。

 

 株式会社日本刀柴田  柴田和光

  令和元年10月10日 大刀剣市2019

今年も大刀剣市の季節となりました。

11/1(金曜)〜11/3(日曜)の3日間、東京美術倶楽部にて

開催されます。当社は3階Cー1番ブースです。お時間ございましたら

是非ともご来店ください。名品を揃えお待ちしております。

令和元年7月6日 本「人生フルーツ」

 先日、「人生フルーツ」という本を読みました。津端修一、英子さんご夫婦の

物語でなるほど・・ということが沢山書かれていました。修一さんは2015年に

90歳で亡くなられてれているのですが生き方が素晴らしい。午前中に梅を収穫さ

れた後、昼寝をしそのまま眠るように亡くなったとの事です。建築家のル・コル

ビュジエが好きで最期まで建築の仕事を続け、絵を描き人生を生きた方です。英

子さんもすごい方で「自分の直感を大切に」と言っていて、私も直感は磨けば磨

くほど輝くものだと信じています。民芸運動家の柳宗悦もそれと同じような事を

書き残しています。皆様ももしお時間ございましたら「人生フルーツ」を手に取

り読んでみて下さい。

 尚元々「映画」が最初で今はDVDを借りる事も出来ます。ナレーションは有名

な女優の樹木希林さんです。

令和元年5月13日 

 5月1日に平成から令和になった。

3月31日に「令和」の発表を聞き、4月1日にお亡くなり

になった方がいた。生前大変お世話になり、色々な事を学ば

させて頂いた。何年か前に「司馬遼太郎記念館」の案内と「

司馬遼太郎の幕末維新」という文庫本を頂き感激したことを

思い出す。その他に「茶道」に関する雑誌、関戸合戦の図録

(パルテノン多摩ミュージアム特別展)、着物の雑誌、娘さん

の版画の個展の案内(娘さんは絵本作家です)などお忙しいの

にも関わらず私に持ってきてくれた。今になってなぜだろう

と思う。一切の見返りを求めずただよくしていただいた。禅

語の「無功徳」を地で行くような方でした。今になって思う

と「日本」という国をよくしたいという気持ちで生きた方だ

ったように思う。

 

 心からご冥福をお祈りいたします。

平成31年4月7日 豊田常吉の金工小道具雛形 

 幕末の金工師「豊田常吉」の雛形(上、下)には小筆で描かれた

小さな絵が所狭しと貼られていて見ていて飽きない。常に絵の勉強

をしながら刀装具を製作していたものと思われる。江戸期の金工師

達は墨絵の実力を養い、競い合いながら名品をのこしたのだ。その

ような多くの刀装具を橋渡しできれば嬉しく思う。古ぼけた豊田常

吉の雛形に感謝したい。

平成31年 明けましておめでとうございます。

満月新年明けましておめでとうございます。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。

 皆様のご多幸を心よりお祈り致します。

 

株式会社 日本刀柴田 社員一同

大刀剣市 2018 11/16~11/18

 満月今年も大刀剣市が11月16日(金)~18日(日)の

3日間開催されます。ブースは3階11番といつ

もと同じ場所になります。今回も多数名品を出品

します。皆様のご来場お待ちしております。

 (株)日本刀柴田  

   柴田 和光

平成28年7月29日 江戸東京博物館 大妖怪展

IMGP0936.JPG

 

江戸東京博物館に行ってきました。

重要文化財・縄文時代後期の「みみずく土偶」や妖怪ウォッチまで

たくさんの妖怪や幽霊が公開されていました。円山応挙の幽霊図は

少々ぞっとしました。上の写真は伊藤若沖の「付喪神図」で琵琶、

茶碗、釜等のお化けです。まんがみたいで大変面白いものです。

8/28までやっています。

平成28年6月9日 歌川広重展 サントリー美術館

 

 サントリー美術館で「広重ビビッド」を観て来た。

原安三郎コレクションで、貴重な「初摺」(しょずり)を初めて

見て感動。なるほど「摺り板」の杢目が鮮明でもの凄く線が

はっきりと出ていた。そして色も鮮やかであり、抜けがなく、

はみ出ているものもない。摺師の「下谷魚栄」(上野広小路

に住んだ魚屋栄吉)や他の職人達との共同作業の中で素晴らし

い作品が生み出されたのだろう。これは日本刀、刀装具にも

通じることであり、日本の大切な文化なのだ。日本の職人魂 

を垣間みた気がする。


IMGP0658.JPG




平成28年6月9日 映画 日本刀

 

IMGP0665.JPGIMGP0668.JPG

先日、日本橋TOHOシネマズ日本橋にて「日本刀」という映画を観

てきました。人間国宝の研ぎ師本阿弥光洲氏、刀匠の月山貞利氏など

が出演している。日本刀を知る上で大変素晴らしい映画なので是非とも

観て欲しい映画である。TOHOシネマズ日本橋、梅田、名古屋ベイシ

ティ、天神と巡回してゆくとのことです。このような映画をもっともっ

とたくさんの人に観てもらうことで、日本の文化である日本刀をたくさ

んの人に理解してもらえば嬉しいです。

平成28年2月5日 NHK 美の壷

 NHKで放映されている番組に「美の壷」という番組があり、先月日本刀が特集された。

ちょうど「真田丸」がNHKで放映されることもあり、草刈正雄がナビゲーターで出演して

いた。30分ほどの短い時間であったが日本刀のことをうまく伝えていて、日本刀に関わる

ものとして嬉しく思った。このような番組がもっともっと増えてほしいものである。補足で

はあるが最後のほうに1秒ほど私が映し出されたのにはびっくりした。

平成26年2月24日 国立博の国宝展に行ってきました。


 アメリカ、クリーブランド美術館展は仏画が多く大変興味のあるものでした。

室町末期の僧、雪村周継(せっそん、しゅうけい)の竜虎の水墨画や俵屋門下

による馬の絵(たらし技法により馬の体を表現している)が素晴らしく感動しました。

国宝展には国宝の刀、無銘 正宗(金象嵌銘=城和泉守所持、正宗磨上本阿「花押」)

が陳列されていてびっくりしました。九代本阿弥光徳による金象嵌であり、歴史を感じ

させる一振りでした。この正宗を見るだけでも価値のある展覧会です。その他、人間

国宝の刀匠、研ぎ師の御刀も紹介されていたので刀剣商として大変嬉しかったです。

またこのような展覧会をして欲しく思います。

平成26年1月6日  明けましておめでとうございます。

 

明けましておめでとうございます。

 

今日から仕事が始まり気が引き締まります。

 

今年も名品を紹介して参りますので、よろしくお願い致します。

 

 

平成25年11月27日 大刀剣市無事終わりました。

 

今年は大刀剣市も盛況に終わりホッとしています。

ご来場頂いた皆様本当にありがとうございました。

また、来年も頑張りますので応援のほど、よろしくお願い致します。

 

 先月にあるところで刀剣オークションがありました。重文1振り、重美7振り他    

22点がオークションにかけられ、93、55%が落札され、総額約2億円で落札さ

れました。一番高額だったのが、3700万円の刀、備州長船住兼光 康永二年十一

月日で手数料を含めると4100万円以上になります。この刀は上杉家伝来の有名

な水神切(すいじんぎり)兼光で、古来有名な一振りである。

 日本刀オークションもこれからは新たに開催されていくように思う。

これにより日本刀が一般の人達に広く知られていけば、これほど嬉しいことはない。

第26回 大刀剣市開催 平成25年9月25日

 

 今年も御成門の東京美術倶楽部にて大刀剣市が開催されます。

70社以上のお店が出店する、年に1回の刀剣フェアーです。

当社も3階に出店いたしますので。是非ともお立ち寄り下さい。

珍しい品を40〜50振り展示いたします。もちろん刀装具も

多数展示いたします。お値段も出来るだけお安くし、出来ると

ころまでお勉強させて頂きます。

皆様のご来店心からお待ちしております。

 

開催日:平成25年10月25日(金)〜27日(日)

    10時〜18時(最終日は17時まで)

場所:東京美術倶楽部

   東京都港区新橋6−19−15

 電話03−3432ー0191

 

お問い合わせ:全国刀剣商業協同組合

       電話03ー3205ー0601

 

 

2013年7月30日 高村光太郎展に行ってきました。

 

 千葉師市美術館で「彫刻家 高村光太郎展」が開催されています。

もともと個人的には木彫り作品が好きなので、大変よい展覧会だと

感じました。平櫛田中は出品されていませんでしたが、佐藤朝山(玄々)

が出品されていて嬉しかったです。「筍」、「鳩」の作品を観て木彫りの作品

は素晴らしいと改めて感じた次第です。ブロンズ作品もたくさん陳列されてい

ましたが私はあまり好きになれませんでした。やはり本人の温もり(エネルギー)

を感じられるのは木彫りです。

光太郎自身、木彫りの製作期間は8年ほどしかなく、しかも1945年の空襲で

多くの木彫り作品が焼けてしまい作品が大変少ないのです。

今回展示されていた光太郎の「柘榴」、「蝉」(3点)は手の温もりが感じられる

作品であり、光太郎の人となりを少し理解できたように思います。

光太郎は一般的に「道程」等で詩人として有名ですが、彫刻家としての光太郎と

出会えて心から感動しました。

妻の智恵子亡き後、東北での独りの生活はどのようなものだったのだろうか。

IMGP0957.JPG

皆さんも8/18(日)まで千葉市美術館で開催されていますので足を運んで

みて下さい。

 千葉市美術館 

千葉市中央区中央3−10−8  043ー221−2311

2013年5月16日 国宝・大神社展に行ってきました。

   IMGP0833.JPGIMGP0831.JPG

 先日、東京国立博物館に行ってきました。今回の目的はやはり、「ご神体」として奉納されている御刀を見る、ということでした。まず驚いたことは、鎌倉時代の太刀が梭魚切先(カマスきっさき)だったことだ。鎌倉時代の太刀(備前一文字)が平成に出来た現代刀のような切先には感動しました。800年の間ほとんど研がれることもなく、大切に保管されてきた証なのです。多くの日本人は時代劇の御刀の印象しかなく、もっとひどいのになると、1000~2000円で購入できる殺傷事件で有名になった「ダガーナイフ」と同じように考える人もいることだ。御刀は「つるぎ」として「三種の神器」のひとつということを、今回の展覧会を通じて理解していただければ大変嬉しく思います。

 上の写真左から三番目のものは「金銀装鳥頸太刀拵」の柄部分です。和歌山県、熊野速玉(はやたま)大社に奉納されているもので、康応二年(1390年)に調進された神宝のうち、速玉宮に奉納されたと考えられる拵えです。鳳凰の頭だと思いますが。600年以上前にこのようなものを彫る技術があったことは感動的です。今、南北朝時代の金具を見る機会はまずないので、出来れば手に取って感触を確かめたかったのが正直な気持ちです。尚、元来は剣が入り、康応二年紀の京都、信国の銘があることが知られていたらしいのですが、終戦後行方不明になっているとのことです。

 古来、日本には「信仰心」があり、山に踏み入る時も、「お願いいたします」と頭を下げてから、入ったといいます。自然に対する畏怖が信仰心に繋がっていたのだと思います。そして、その気持ちが山、海、太陽、その他のものに対して「神」として崇拝することになったのでしょう。是非ともたくさんの人、にこの展覧会に足を運んで頂きたく思います。

 

 東京国立博物館 平成館 6月2日まで。金曜は夜8時までやっています。

 

 

2013年2月19日 飛騨の円空展に行ってきました。

 

 

 3年ほど前に梅原猛著「歓喜する円空」を知り合いの方に

頂き、パラパラと真剣に読まずに本棚に置きっぱなしになって

いました。今回、円空展に行き再度読み直して感銘を受けた

次第です。

 上真ん中、写真の像は「宇賀神像」(うがじん)です。

高さ19,8センチしかない小さな像ですが、デザイン的に素晴

らしくアップしてみました。宇賀神は日本古来の神で、頭が

老人で体は白蛇という姿です。「日本書紀」「古事記」にも

でてくる食物の神、宇釈之御魂神のことらしい。農作物の豊かな

稔りを願い、彫られたとのことです。

 

 上右の写真の像は「歓喜天立像(かんぎてんりゅうぞう)」です。

高さ13,5センチの小さな像です。今回の像は千光寺の秘仏で、7年に

1回しか開帳されないものだそうです。歓喜天は顔が象、体は人間と

いう姿です。関市の高賀神社にも歓喜天像があり、この像の台座には

「釜且 入定也」と刻まれています。「釜」には六十四の意味があり、

「且」には「しばらく」とか「かりそめに」という意味があるとの

ことなので、この言葉は「六十四歳にして、かりそめに入定する」と

いうことらしい。歓喜天立像は男女の和合の神、生命誕生の神である。

円空がこのように彫ったのは、入定と言ってもかりそめの入定で、

五十六億七千万年後までミイラになり、弥勒菩薩が衆生救済のため下生

してくるまで入定して心身を保ち、その手助けをしようとしたからに他

ならない。

 円空は元禄八年(1695年)七月十五日、入定した。円空、六十四歳の

時である。「千日行」により徐々に穀物を断ち、入定を遂げたようである。

 

以下、「歓喜する円空」より抜粋。

 

 「円空は御法神を多く作って、日本の神々がすべて御法神となって仏法

を護ることを願ったが、以後、仏法を排除する神の学、国学というものが

起こり、明治維新を迎える思想の原動力の一つとなり、明治政府をして神仏

分離・廃仏毀釈の政策を採らしめた。まさに円空の期待に反して神が仏を滅

ぼしたのである。しかしその神は円空の言う、縄文時代の昔から日本にいる

神々ではなく、新しく作られた国家という神であった。実はその新しい神は、

仏とともに日本のいたるところにいた古き神々をも滅ぼしたのである。そし

てその新しき国家という神もまた、戦後を境にして死んでしまったのである。

こうして日本は世界の国々の中でほとんどただ一つの、少なくとも公的には

神も仏も失った国となったのである。 

 神仏を殺した罪は大きい。いろいろな祟りが今、たとえば国の指導者である

政治家や官僚の腐敗や青少年の恐るべき犯罪となって現れつつある。円空はこ

のような問題の根源がどこにあるかを像や歌で秘かに語っているように思う

のである。

 私はこの「円空論」を書きながら、心が清々しくなるのを覚えた。この清々

しい童心を失ってはならない。円空がひそかに語る言葉を、耳をそばだてて聞く

べきであると思う。」

 

 

2012年12月3日 「出雲」聖地の至宝展に行ってきました。

IMGP0679.JPGIMGP0678.JPG東京国立博の「出雲ー聖地の至宝」に行ってきました。

弥生時代のものとされる、銅戈(どうか=銅剣みたいなもの)、勾玉が出ていたり、鎌倉時代の宇豆柱(うずばしら=杉の大材3本をあわせて一つの柱とする)そのものが展示されていて太古の日本を感じました。この宇豆柱を9本立て、48mの高さの本殿が鎌倉時代に建てられていたらしいのですが、まだこれを否定する研究者もいるとのことです。しかし平成12年の発掘調査で宇豆柱が出土したことにより、48mの本殿の信憑性が高まったことは確かです。江戸時代の国学者。本居宣長は柱の平面図を見たのにも関わらず、「心得ぬことのみ多かれど、皆ただ本(もと)のまま也」(不審な点が多いが、そのまま掲載する)と書いている。宣長も巨大神殿の実在には疑念をもっていた訳だ。鎌倉時代(宝治2年=1248年)に巨大神殿が建っていたことに、ロマンを感じます。

出雲は「たたら」が多数ある土地であり、御刀を生業とする私には大変興味のある展覧会でした。

神宮  2012年7月27日

 伊勢神宮の正式名称は「神宮」である。全国約八万の神社の頂点にある日本人の総氏神だ。神宮は一つのお宮を指すのではなく、皇大神宮(こうたいじんぐう)、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)をはじめ、それぞれの別宮(べつぐう)、摂社、末社、所管社からなる百二十五社の総称です。その神宮に式年遷宮がある。[20年に一度、神様を新しいお宮にお遷(うつ)しし、神の力の永遠を祈る。]神殿を立て替えたり、神宝などの調度品の一切を新調するのだが、その中に御刀も入っているのをご存知だろうか?来年2013年はその20年にあたり人間国宝の天田昭次刀匠は昨年までに直刀、矛などをおさめている。もちろん御神体として奉納するのである。日本刀は単なる武器という固定観念を払拭して、このような事実を多くの日本人に理解して欲しいと強く思う。

8/1〜8/30の間、新潟県新発田大栄町7の清水園にて「刀匠天田昭次の銘刀展」が開催される。ご興味のある方は是非とも訪れてみて下さい。

刀ダンス発見  2012年3月26日



先日、仕事で行った目黒通り沿いの家具屋さんで刀ダンスを見つけました。味のある松製で状態も良く大切にされていたようです。鉄の金具も欠損なく良い状態でした。多分、ほとんどの人は着物を入れていたタンスに思うでしょう。タンスの説明に「刀ダンスとして昔は使われていました。この台(高さ50センチの鉄の足が付いた特注もの)に載せてCDラックとしても使えます」とありました。なるほど、私たち刀屋や御刀コレクターのお客様だったら御刀をしまう事を考えますが、御刀を持ってない人は今、現代の使い方がある訳ですね。そのように現代に合った使い方を伝える事は、日本の文化を今に伝える事になる訳です。そして古いものの「味わい」を感じてもらえたらいいなっと思いました。それは古いもの(日本の文化)を大切にすることに通じるように感じます。

旧白洲邸・武相荘に行ってきました 2012年3月6日

縺翫§縺槭≧縺輔∪NO,2
先日、東京都町田市の武相荘にようやく行く事が出来ました。前から行きたいと思っていて、思った以上にほっとできるところでした。萱葺き屋根の母屋、納屋も公開されており、とても興味を持ちました。神社、仏閣、古民家の「継ぎ手」、「仕口」のことを本で読んだのですが、驚異的な職人芸だと思います。日本の自然とともに歩んできた大工の文化は素晴らしい。白洲邸の縁側でお茶でも飲みたい気分でした。2×4の家など足下にも及ばない・・・、そう思いました。次郎、正子の書斎や居間、骨董品を見ることができるのですが「豊かな生活」とは?と考えました。今の日本は忙しすぎて、大量生産、大量消費の渦に巻き込まれているような気がします。全てが資本主義に結びついているような気がするのは私だけでしょうか? 白洲邸にある壷、茶碗、漆器、皿、鉢、石仏、掛け軸等なくても暮らす事はできますが、生きる喜びといいますか、豊かさ、エネルギーを感じました。たしかに皆、白洲夫妻みたいに裕福に暮らせる訳ではありません。しかし「豊さ」について考えてみることは今の日本人にとって必要なことのような気がします。熊谷守一筆の「ほとけさま」の掛け軸に私自身強くひかれたのは、何か私にとって意味のあることのように感じました。また暖かくなったら武相荘に足を運んでみようと思います。

静嘉堂文庫美術館 2012年3月2日




 先日、東京都世田谷区にある静嘉堂文庫美術館の「サムライたちの美学」展に行ってきました。今回は新刀と刀装具が中心の展覧会です。肥後拵えや埋忠の鍔等展示されていて楽しめました。お刀にしろ、刀装具にしろ日本にしかない文化だとあらためて思った次第です。皆さんも時間がありましたら行ってみて下さい。3/25(日曜)まで開催されています。近くには公園もあり、お散歩も出来ます。

イギリスの古剣について 2012年1月12日

 

 

 

         明けましておめでとうございます。        写真-1.JPG
  

   

この前、歯医者で何気なく読んでいた「ナショナル・ジオグラフィック」という雑誌に紀元600年頃の洋剣の柄の頭等、武器の金具がイギリスで多数、ねじ曲げられた状態でトレジャーハンターにより発見されたという記事がでていた。この記事で私が興味を持ったのが武器、甲冑の金具(ほとんどがゴールドで約4億円の価値があるらしい!)がたくさん見つかったにも関わらず剣そのものは一切見つからなかったということだ。イギリスの他の場所からも騎士達の金具が見つかっているが剣そのものは見つかっていない。やはり西洋では「剣」そのものに精神性を見いだしていなかったのだろうか?もしくは、宗教的なこともあり全て破棄したのだろうか?ひとつ言える事は剣、お刀、そのものを大切に保存し、現代に伝えている民族は日本人だけだといえる。やはり日本刀は、日本の素晴らしい精神文化のひとつであるのだ。

剣について 2011年12月9日


刀剣美術の平成21年5月号に鎌倉時代の剣が所載されていました。銘は重吉入道作、元享二二正月七 阿闍梨頼宣です。重吉は鎌倉時代末期の大和千手院派の刀工で、この剣一振りのみ、現在に残されている。この剣は先が張らない古雅な姿をしており、精神性、厳しさを強く感じる。剣そのものに「心」を見いだす姿勢はやはり日本人独特の見方でないだろうか。だからこそ現在も多くのお刀が、この日本に現存している訳だ。これからなぜ日本人は「鉄」の文化を重んじたのか、科学的でなく精神性の分野の範疇で述べていきたく思う。 

2011年9月14日 東京・青山の根津美術館の名物刀剣展に行ってきました 


「名物刀剣」(めいぶつとうけん)は、主に平安時代から南北朝時代までにつくられた名刀を指します。今回、国宝9点、重文22点、重美3点を含む50振りあまりの名刀が出品されています。名刀ばかりで頭がクラクラしたほどです。正宗はもちろん、藤四郎吉光、貞宗、長光、江の義弘等すごいものばかりでした。さすがに藤四郎吉光は気品があり素晴らしい。個人的には国宝の桑名保昌の短刀にひかれました。高市郡住金吾藤貞吉/元享二二年甲子十月十八日の銘も珍しいのですが、浅くのたれた刃文、柾目の地鉄が洗練されていて気高さがある名短刀です。

 このような素晴らしい展覧会に皆様にも足を運んで頂けたら、日本刀に対する理解が深まるのではないか、と思った次第です。日本刀は単なる「武器」ではなく、日本人の生活に深く根ずいた精神的なものなのです。

もう9月になってしまいました。


早いものでもう9月です。

 この前、珍しい「竹内武蔵」と短冊銘の入ったカタツムリの目貫を手に入れました。ネットで検索してみると「平安人物志」(幕末の美術年鑑)の文政13年〜慶応3年に記載されていました。またの名を竹 千尋、号は竹斎といい竹を愛した人らしいです。この目貫はもともと大堀一秀銘の脇差しに付けられていたのでこの「かずひで」の事を調べたら南海太郎朝尊の弟子で竹内武蔵と同人と分かり誠に驚かされました。とすると、一秀は脇差しも自分で打ち、お拵えも自分の金具で制作したことになります。そこである先生を訪ね聞いたところ多分「稚児差し」でしょうとのことでした。竹斎(一秀)は大月秀興の門人でもあるので色々考え、この人物は金工師なのか、刀匠なのか・・・?疑問が沸き上がり調べたところ脇差しの出来は今ひとつなので、彫金が本業だったようです。最上作の金工師ではありませんが、カタツムリの出来も良く丁寧に制作されているので大切にしていきたいと思います。

 

浜野矩随の龍の鍔  2011年8月8日



松寿軒 浜野矩随(花押)龍図の鍔の事を書いていきます。2代矩随(のりゆき、くずいとも読みます)は明和8年(1771年)江戸神田で、初代矩随の長男として生まれた。14歳より金工彫金を学び始め17歳にして政方、矩施と号す。23歳の時に師の遺言により矩随と改める。初代は奈良派で有名な浜野政随(しょうずい)に師事し、浜野派の豪快な彫法を学びながらも、天才彫金師、乗意(じょうい)の肉合彫(ししあいぼり)を研究して、これに色絵を施した柔軟な作風をつくり上げた。2代もこれを踏襲し、さらに精巧な高彫り色絵を得意として味のある名作を多く残した。この龍の鍔は造形が素晴らしい。彫金の基礎は絵画といわれるが、この鍔を見ているとなるほど理解できる。彫金技術だけでなく美的センスがないと出来るものではない。龍の顔は生きているようであり今にも動き出しそうな気配であり、皮膚のしわを三角タガネで表現するなど入念に作られている。爪、火炎、目の白目の部分を金色絵にしているが、爪等の部分を作ってはめ込むのであれば簡単であるが、職人芸とはいえない。薄い金を「かぶせる」ところに色絵技術のこだわりがあるのである。大きさもこれより大きいと(縦63ミリ、横49ミリ)大味になり下品になるし、小さいと貧弱になってしまう。もしかしたら江戸期の豪商の注文品であるのかもしれない。<武士階級の人達は刀(60センチ以上)を差せたが、商人59センチ以下の脇差しか短刀しか差せなかったので小さい金具に素晴らしい豪商の注文品がある>この鍔は四分一(しぶいち)地で作られているのだが、四分一地は堅く、彫るのには難しい地金であり、あえて四分一地を選ぶところにく矩随の心意気をよむことが出来る。
落語に「浜野矩随」とあり、矩随(2代)の話があります。皆さんも時間があれば検索して読んでみて下さい。矩随は江戸時代にすでに有名な彫金家であったのでしょう。
+

奈良利寿の鍔 2011年7月22日




国立博で奈良利寿(としなが)の雨下猛虎図の鍔を見てきました。利寿の鍔は3枚重要文化財に指定されており、その内の1枚です。虎の顔が利寿独特の顔をしていています。私の主観ですが、ゴジラ顔に似ていて、利寿の亀の顔も同じようにゴジラ顔です。江戸中期にはゴジラはいないのでこちらがオリジナル?です。欲をいえば、手に取ってみたかった。耳のかたち、重さや厚み、鉄味の感触を手に取り、触ることで鍔(美術品)本来の「作者の思い」を理解できたように思う。鍔はお茶碗、花瓶、お皿等と違い日常生活の中で使われるものではないのですが、ただ飾っておくのでなく、手に取ってみることで作者との距離が近ずくものと私は捉えています。また、「ほんもの」を見に国立博に足をはこびたいと思います。

国立博に行ってきました 2011年7月19日



先日国立博にてお刀、刀装具を見てきました。

今回は夏雄の鯉魚(りぎょ)図の鍔について感想を述べさせていただきます。ご存知のとうり夏雄の有名な鍔で、「鉄」の味わいを十分に活かして作られた鍔です。鯉がゆらりと泳ぐ様を、鍔という狭い空間の中で表現している。水紋を最小限に抑えてタガネを入れることで空間の広がりを表す様は凡人には出来ない技である。