令和5年9月12日

鐔 無銘 京透

       売約済み

やじろべえ透 鉄地 丸形 丸耳赤銅覆輪。

縦75ミリ 横75ミリ

やじろべえは江戸時代の役者・与次郎が舞台でやじろべえの姿の人形を傘の上で舞わしたのが始まりと言われている。

令和5年9月12日

 

 

鐔 無銘 京正阿弥

      売約済み

波の図 鉄地 竪丸形 文箱透 金象嵌 丸耳

縦75ミリ 横73ミリ

表面全体に波を彫り、左右に文箱を透かしている。

 

 

 


 
鐔、無銘 京透
35,000円
菊花に短冊図
縦81ミリ 横81ミリ
中国河南の元稹という白居易の親友で8世紀に活躍した人の漢詩(不是花中偏愛菊・此花開尽更無花)
が彫られていて、菊に対する慈しみの気持ちが表されている作品である。

                            







 

令和4年9月10日 鐔 無銘 尾張

鐔 無銘 尾張      50,000円

車透 鉄槌目地 丸形 

縦78ミリ 横78ミリ 厚さ6ミリ 重さ112

無骨な堂々とした鐔である。鉄もよく練れ強いもので

錆色も潤いがあり好ましい。

令和4年9月10日 切出ナイフ 吉原義人(無鑑査刀匠)

切出ナイフ  (大) 63,000円(薄茶色)

       (小) 45,000円(薄青色)

銘:義人(吉原)

(大)長さ211ミリ 幅22ミリ 重さ81,6g

(小)長さ174ミリ 幅19ミリ 重さ78,5g

 無鑑査刀匠の吉原義人氏の切出ナイフです。

吉原刀匠は世界的にも有名で祖父の吉原国家

(初代)に学び平成16年には東京都指定無形

文化財保持者に認定された 。切出ナイフは非

常に珍しく貴重な作品の一つである。

 (ナイフケースなし)

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令和4年6月3日 木鼻 象

木鼻彫刻 象   350,000円

長さ94センチ 幅25センチ 高さ39センチ 重さ16,2kg

 木鼻とは神社や寺院の本殿や堂の入り口の柱の上に取り付けられた

彫刻です。建物の柱の四隅に施され、守神として取り付けられています。

江戸期に「宮彫師」という彫刻のプロ集団がおり、象をはじめ獅子、漠

、龍、麒麟等を見事に掘り上げていたそうです。今回の象は欅材で丁寧

に彫られたもので、長野の神社から出てきたもののようです。

この作品は重く象の牙など壊れやすいので当社が運べる関東のお客様に

限定させていただきます。よろしくお願い致します。

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令和4年5月12日 馬針 無銘 米光太平(人間国宝)

(人間国宝)

 馬針:無銘 米光太平 附共箱  売約済み

長さ142ミリ 幅7ミリ

 肥後金工の巨匠・米光光正の馬針である。本名を太平といい、

金工一筋に生きた人で昭和40年に人間国宝に認定された。今回

の作品に施された「金二重唐草象嵌」は林又七(1613~1699)

を目標に米光翁が辿り着いた一つの芸術である。この作品には

翁の肉筆による「共箱」が付随しており誠に貴重な物である。

生涯職人気質に徹した肥後もっこす、米光光正の馬針をお薦め

する。

 保存刀装具鑑定書付

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令和3年9月20日 鐔 無銘 古金工

鐔 無銘 古金工   売約済み

秋草図 赤銅魚子地 泥障木瓜形 三枚仕立地 鋤出彫

金露象嵌 赤銅覆輪耳

縦56ミリ 横49ミリ 厚さ5ミリ 重さ63,7g

 鐔の切羽台の形が細長く薄いのは、現代の丸い卵型の鞘でなく

南北朝時代、室町時代の薄い鞘に装着されていたものと思われる。

また、なかご孔が大きいのは長大な太刀に付けけられていた証で

もある。

 保存刀装具鑑定書

 仕覆付き

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令和3年6月3日 鐔 吉澤利髄 雲龍図

鐔 銘:吉澤利隨    売約済み

雲龍図 鉄地 四木瓜形 鋤下高彫 片切彫 打返耳

縦80ミリ 横74ミリ 厚さ3,5ミリ

 江戸、浜野派であろうか。龍の「うねり」を

上手く彫っている。

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令和3年6月3日 大小鐔 武州住正房 青龍刀透図

大小鐔 銘:武州住正房     御売約済み

 偃月刀透図 鉄地 竪丸形 肉彫 地透

 大:縦77ミリ 横73ミリ 厚さ4ミリ

 小:縦72ミリ 横69ミリ 厚さ4ミリ

 甲種特別貴重小道具認定書(大小として)

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令和3年6月2日 鐔 正阿弥政徳 

鐔 表銘:小野主殿司(とのもりつかさ)允(じょう)伴尚方作之

  裏銘:城州西陣住人正阿弥政徳作      売約済み

鉄地 竪丸形 肉彫地透 金銀布目象嵌 角耳小肉

縦86ミリ 横84ミリ 厚さ5ミリ

 保存刀装具鑑定書 

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令和3年4月1日 鐔 無銘 埋忠

鐔 無銘 埋忠(後代)   ご売約済み

交叉文図 鉄槌目地 竪丸形 金銀象嵌 土手耳

両櫃孔(金内覆輪)

縦80ミリ 横76ミリ 厚さ4ミリ(耳)、3ミリ(切羽台)重さ175g

 埋忠家は室町時代に起こった白銀師の集団である。仕事の中心は

ハバキを中心とする金具製作で、それ以外に刀・刀装具製作(鐔など)

刀の茎の磨上(金象嵌による銘の嵌入)、刀身彫等を受け持ち活躍

した。埋忠明寿(1558~1631)が有名であり、明寿の鐔が二枚重要

文化財に指定されている。この鐔は無銘ではあるが埋忠後代と鑑定

された一枚である。後代と言っても江戸中期の明寿の孫の宗茂、宗

義あたりでなかろうか。鉄味も古雅でよく鍛えられたものである。

櫃孔の金内覆輪も丁寧で古く、交叉象嵌も味があり、一流職人によ

るものであろう。侘び寂びを感じさせる埋忠鐔をお薦めする。

 保存刀装具鑑定書

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令和3年3月2日 刀、流彩子正重 

刀、表銘=流彩子正重

     長州於茶臼山麓造之

  裏銘=文化十二年乙亥暮冬日(1815年) 御売約済み

刃長2尺3寸5厘 反り4分 元幅9分7厘 先幅5分6厘

鎬造、庵棟、身幅尋常。

 正重は水心子正秀門で同門に古山陸奥介弘元がいる。この一振

は現在の山口県光市にある茶臼山の麓で打たれたものである。同

時期に大慶直胤、南海太郎朝尊、細川正義、長運斎綱俊などが活

躍していた。この作品は杢目肌約み、互の目乱、足・葉入り、派

手な刃文である。茎仕立ても丁寧で隷書体に切っていて正重の教

養の深さを感じさせる。尚「年」の漢字を異体字にしている。

 保存刀剣鑑定書付

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令和3年2月11日 鐔 銘=如雲斎弘寿(花押) 猛禽狙猿図

鐔 銘=如雲斎弘寿(花押)       ご売約済

猛禽狙猿図 於多福木瓜形 素銅磨地 鋤出高彫 据文象嵌色絵

小透 丸耳

縦64ミリ 横54ミリ 厚さ3,5ミリ 重さ75ミリ

 打越弘寿は水戸・谷田部通寿の流れで、玉川吉長門人である。

同門に石黒政春がいる。弘寿は江戸神田にも住み、多くの金工

師達と交流を持ち腕を磨いた。色金の使い方が巧みで精緻をき

わめた彫りなど最高水準の力量である。そしてベースの肉置きが

丁寧であり、微妙な立体感を表現する術は天才的であろう。今回

の鐔の鷹・猿の体も微妙な「筋肉」の質感を1センチメートル四方

の中に彫り上げているのは驚異的でさえある。猿の恐怖に怯えた表

情なども妥協せず、パーツのひとつ、ひとつを丁寧に彫ることによ

り的確に表現している。猿の眼玉も黒目部分を盛り上げることによ

り、より一層凍りついた表情になっており、肉眼では見えない部分

も手を抜かず、力を注ぐこだわりが当時の職人魂だったようだ。「

技巧は芸術ではないが、技巧のない芸術はない」と言われる所以で

あろう。

 保存刀装具鑑定書付き

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令和3年1月15日 刀,斬鉄剣 康宏

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刀 表銘=康宏作之

  裏銘=昭和丙辰年十月(昭和51年)      ご売約済

刃長2尺5寸(75,8センチ)反り5分 元幅1寸2厘 先幅6分3厘 元重2分3厘

鎬造、庵棟、身幅尋常、重さ855g

 小林康宏刀匠は大正3年(1914)山梨県東八代郡豊富村に生まれる。

鉄をも断ち切る「斬鉄剣」として古刀の再現に情熱を注いだ人であり

、丸鍛え(無垢鍛え)に固執した。鞘に「優」と小林刀匠自身の墨書

があり貴重である。 

 保存刀剣鑑定書付

令和3年1月8日 鐔 無銘 京献上

鐔 無銘 京献上        ご売約済み

笹に鉄線花・唐草図

鉄磨地 丸形 陰透 金布目象嵌 角耳小肉

縦80ミリ 横79ミリ 厚さ3,5ミリ 重さ135、5g

「京献上」とは、京正阿弥の流れで江戸中期以降に京、東山に

住した金工集団で、金布目象嵌により緻密・華やかな京風の作品

を残した。今回の作品も京友禅などにある紋様で、誠に華やか、

煌びやかで美しい。金の色も赤金、青金と使い分けて、手の込ん

だもので、味わい深い。大切に保存されてきたのか、象嵌の抜け

もなく状態もすごぶる良いものである。

 保存刀装具鑑定書

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令和2年9月5日 縁頭 銘=常直(花押) 太公望の図

 

縁頭 銘=常直(花押)      売約済み

武王、太公望の図 赤銅磨地 高彫 金銀四分一素銅色絵

縁37ミリ 頭31ミリ

 常直は摂津国、高槻出身の金工師で京都の名工一宮長常

に学び京都で活躍し、師長常の下で、絵画も学びながら下

絵から制作した努力家である。この作品は武王、太公望共

に表情豊かに彫り上げている。又微妙な肉置きによって立

体感を出しているのは技巧水準の高さの証明でもあろう。

 

 保存刀装具鑑定書

 

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令和2年4月17日 青貝微塵塗三分刻鞘脇差拵 遊洛斎赤文 

 青貝微塵塗三分刻鞘脇差拵         ご売約済

[揃金具]百合図 素銅地 据紋高彫 金銀赤銅色絵  

縁銘=慶応二丙寅秋七十七寿遊洛斎 

頭銘=(金象嵌銘)赤文

鐺銘=(金象嵌銘)赤文

鐔=鉄地 銘=成龍軒栄寿(金印)雨龍紋散 

目貫=猿候補月図 表=猿図 素銅地金色絵

         裏=月図 銀地

鯉口、裏瓦、栗形、鐺は素銅地彫込象嵌金銀色絵。

小柄=無銘 糸瓜図 素銅地 据紋象嵌。

柄=白鮫皮着芥子蛇腹糸組上巻。

 桂野赤文は寛政元年(1789年)桂雲軒定治の次男として生ま

れた。兄は鷺州、弟南山と称し共に金工家であり金工一家であっ

た。赤文は青年の頃に京都に入洛し、それを記念に自分の号を生

涯「遊斎」とした。酒井家のお抱え金工師となる前に江戸にも

遊学し、この頃儒者であった亀田鵬斎に学び多大なる影響を受け

ようである。鵬斎は豪放磊落な人物で化政期に文人サロにて

風雅な遊びを谷文晁、大田南畝、曲亭馬琴、山東京伝、酒井抱

らと一緒に楽しんでいた。また、酒に浸ってはをものしたとい                

う粋人で「みみず書き」の書で親しまれていた。このみみず書き

に惚れたのが赤文であった。江戸遊学後、赤文は独特のみみず書

きで銘を彫り始めている事でいかに鵬斎から影響を受けたか窺い

知れよう。鵬斎自身は越後に良寛和尚を訪ね意気投合してから

がグニャグニャくねりだしたらしく、歴史の深みを感じずには        

いられない。赤文は体が大きく髭を蓄え、風体異風で飄々とし

ていて「みみず書き」を地で行くような人であったようである。

 この拵を眺めてみると、独特の雰囲気を醸し出していて個性的

もある。特に縁頭の百合の迫力には圧倒されてしまう。当時貴

重な赤味の強い緋色銅(ひいろどう)を使い独特の造形美に仕上げ      

ており、赤文ならではの作品であろう。また目貫も名工「安親」   

風であり深みのある作品に仕上がっていて,つい少欲知足の言葉

を思い浮かべてしまう。水に浮かぶ月を取ろうとして溺れ死んで

しまう猿猴捕月のお話しである。赤文は金銭に執着せず、信仰心

厚く、また人情に厚い人柄であったようなので喜寿になるにあた

り、自らを戒めるためにこの目貫を使ったのではないだろうか。

学んだ人をくったような書きぶりの銘を生涯刀装具に切

り続けた粋人であった。

 保存刀装具鑑定書

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令和元年10月10日 目貫 銘=光親 鹿図

目貫 銘=光親(花押)(際端銘)    ご売約済み

鹿図 銀地 容彫 象嵌色絵

表25㍉ 裏24㍉

 庄内鷲田派四代、光親の最高傑作である。

毛彫りにより毛並みを丁寧に施し、目玉も赤銅

にて象嵌され、目元は生命力に満ちている。

 特別保存刀装具鑑定書

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鍔 銘=西垣 勘平作 七十三歳

鍔 銘=西垣勘平作 七三歳     ご売約済み

売約済み

花唐草透 鉄磨地 木瓜形 地透 毛彫 丸耳

縦74㍉ 横70㍉ 厚さ5,5㍉(切羽台)4,5㍉(耳) 重さ94g

 初代勘四郎の次男、「勘平」の作品である。二代勘四郎が長男なので、

二代と区別する為に銘を入れたようである。角張った櫃孔は初代勘四郎

からあり、独特のものである。鉄味も精美で深みがある。

 保存刀装具鑑定書付

令和元年5月8日 鍔 無銘 甚吾(肥後)

鍔 無銘 甚吾  ご売約済み    写真をクリックすると拡大されます 。

沙綾形円相図 鉄地 竪丸形 影透 鋤残土手耳

縦80ミリ 横76ミリ 厚さ4ミリ 重さ101,5g

 表に沙綾形、裏に円相を自然に掘り出している。枯れた

味わいが甚吾独特の世界であり、禅僧の墨跡のようだ。黒く

とろりとした地鉄は「焼きなまし」によるものでいぶし銀の

ような雰囲気を醸し出している。

 保存刀装具鑑定書付

平成31年1月26日 鍔 銘=神吉楽壽 肥後金工大鑑所載

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鍔 銘=神吉楽壽(楷書銘)   ご売約済み

四方蕨手透象嵌図 八木瓜形 鉄磨地 地透 金布目象嵌

角耳小肉。縦77㌢

 神吉派の最後を飾った天才楽壽の作品である。鉄磨地だが

艶を抑えた渋く味わいのある肌である。金象嵌も抜けがなく

奇麗な状態で、歴史の中で大切にされて来たひとつの証明で

あろう。

特別保存刀装具鑑定書付

肥後金工大鑑327頁所載品

IMGP0687.JPG

      ご売約済み       

水流図 銀磨地 鋤き下彫 長90ミリ 幅33ミリ

 幕末に流行した突兵拵の短刀鐺である。清流の流れるような、空気を

芸術的に表現している。表側は水玉を3つ、裏側は1つに彫り、華やか

な流れと、落ち着いた流れを巧みに表現していて、ごてごてと彫らず、

少ない彫りで、空間を表す様は天才、夏雄ならではの作品である。

上の写真、左側に載せた東京国立博物館蔵の夏雄の下絵帳には、鯉の

目貫と対に書かれているので、二所(ふたところ)としてつくられた

ようであるが、鯉の目貫はどこにあるか分からない。いつの時代にか

離ればなれになってしまったようである。

  「日本の美術NO,111」夏雄と勝眠 P33所載品

  「夏雄大鑑 剣具下図草稿」 p112所載品

   特別貴重小道具(昭和44年10月)

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担当:柴田和光

親子三代、信用第一に美術刀剣の商いをして参りました。日本刀は日本にしかない芸術品であり、文化であります。
お客様のご希望をお聞きしながら、御刀、刀装具をご紹介できればと思っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。お客様のご来店を心からお待ちしております。 
柴田 和光

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