「名物刀剣」(めいぶつとうけん)は、主に平安時代から南北朝時代までにつくられた名刀を指します。今回、国宝9点、重文22点、重美3点を含む50振りあまりの名刀が出品されています。名刀ばかりで頭がクラクラしたほどです。正宗はもちろん、藤四郎吉光、貞宗、長光、江の義弘等すごいものばかりでした。さすがに藤四郎吉光は気品があり素晴らしい。個人的には国宝の桑名保昌の短刀にひかれました。高市郡住金吾藤貞吉/元享二二年甲子十月十八日の銘も珍しいのですが、浅くのたれた刃文、柾目の地鉄が洗練されていて気高さがある名短刀です。
このような素晴らしい展覧会に皆様にも足を運んで頂けたら、日本刀に対する理解が深まるのではないか、と思った次第です。日本刀は単なる「武器」ではなく、日本人の生活に深く根ずいた精神的なものなのです。
担当:柴田和光
親子三代、信用第一に美術刀剣の商いをして参りました。日本刀は日本にしかない芸術品であり、文化であります。
お客様のご希望をお聞きしながら、御刀、刀装具をご紹介できればと思っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。お客様のご来店を心からお待ちしております。
柴田 和光