ご売約済み
水流図 銀磨地 鋤き下彫 長90ミリ 幅33ミリ
幕末に流行した突兵拵の短刀鐺である。清流の流れるような、空気を
芸術的に表現している。表側は水玉を3つ、裏側は1つに彫り、華やか
な流れと、落ち着いた流れを巧みに表現していて、ごてごてと彫らず、
少ない彫りで、空間を表す様は天才、夏雄ならではの作品である。
上の写真、左側に載せた東京国立博物館蔵の夏雄の下絵帳には、鯉の
目貫と対に書かれているので、二所(ふたところ)としてつくられた
ようであるが、鯉の目貫はどこにあるか分からない。いつの時代にか
離ればなれになってしまったようである。
「日本の美術NO,111」夏雄と勝眠 P33所載品
「夏雄大鑑 剣具下図草稿」 p112所載品
特別貴重小道具(昭和44年10月)
担当:柴田和光
親子三代、信用第一に美術刀剣の商いをして参りました。日本刀は日本にしかない芸術品であり、文化であります。
お客様のご希望をお聞きしながら、御刀、刀装具をご紹介できればと思っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。お客様のご来店を心からお待ちしております。
柴田 和光